thomason

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「トマソン」あるいは「路上芸術」

Watch your step = 足下を注視

歩行に注意する多くの人達の内意識の反映により「歩行注意」の文字が際だつように立体化する。（発見地　東京都豊島区池袋　2001年10月20日　／　2002年6月9日・記）

「ムックがいない日のガチャピン」

ムックを待っているのかな？　ということは、このアパートがガチャピンの住まいかなのかしら。（発見地　さいたま市　2001年10月21日　／　2002年6月9日・記）

ここは、昨日まで「忘れ物センター」だった。

じゃぁ、きょうは、なんなのだろう？　昨日までのことは覚えているのに、きょうの事は、忘れようとしても思い出せないのだ。（発見地　さいたま市　2001年7月8日　／　2001年11月4日・記）

釈迦の掌に遊ぶ着替え中の透明人間

身の程知らずにお釈迦様の掌(てのひら)で衣服を乾かす透明人間。（発見地　仙台市榴ヶ岡　2001年8月18日　／　2001年11月9日・記)

「ポストモダンによる増殖」

どちらかが、ポストモダンによって生み出された、脱構築によるもうひとつめの差異のあるポストなのだろうか？（発見地　東京都ＪＲ市ヶ谷駅近辺　2001.10.21記)　

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トマソン

故郷の路上を観察　


「ひかえめパイロン」発見日：1999年12月31日・発見地：仙台市太白区	「ひけらかしパイロン」発見日：2000年12月31日・発見地・仙台市太白区
故郷を１年ぶりに訪れると、ビニールを被り１個だけの控え目だったパイロンは駐車禁止の着ぐるみを捨て、増殖し、排水溝上蓋に隊列を組み路上を威圧していた。

	「バイクの受難」発見日：2001年１月４日　発見地・仙台市太白区確かにこの付近に↓バイクなどおかれていない
	「つま先でジャンプするジャバラ」発見日：2001年１月４日　発見地・仙台市太白区腕を交互に組み、つま先でジャンプ！　白鳥の湖の発表会に向け練習に余念がないジャバラチーム
	「うわのそら２題」発見日：2001年１月５日　発見地・仙台市青葉区 ← 月極有料駐車場は「空無し」ということで青空駐車場ではない。100円で20分「空車」になる !乗客が消えるマジック!?　→
	「西洋と東洋のせめぎ合い」発見日：2001年１月５日　発見地・仙台市青葉区　「そば処丸松」と「キャバレーロンドン」の攻防。　庇は西洋が押し、柱は東洋に分有り。

「日本の奥ゆかしき路上芸術」２題

発見地●宮城県仙台市　発見時●1999年12月31日

うらじろワイパー

2000年2月1日・記

ひかえめパイロン

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	「空あります」発見地●埼玉県川口市　　　発見時●1998年8月2日そりゃぁ、ありますよ。ただし、ちゃんと記載してもらわないと忘れてしまう存在かも。そこで念のために電話番号も記してある。それは天界へ通じるホットラインか？　そら、みたか!!　ではなく、ここは埼玉県川口市。
	「ムジ×君の前にはだかる透明人間」発見地●埼玉県川口市　　発見時●1998年8月2日左奥には「ア×ム」のディスペンサー。しかし、その出入り口には、しっかりとゲートが。脚立で満を持す2人の透明人間の審査によっては、ディスペンサーまでたどり着けない?
	「竹筒で連絡を取りあう忍者」発見地●仙台市青葉城址付近発見時●1998年8月24日竹筒は呼吸をするライフライン、かつ糸電話の役割も果たす。密命を果たすため連絡を取りあうままに、時代は変わった？
	「西登東没」発見地●仙台市太白区発見時●1998年8月24日急傾斜地方面工事の期間は、平成10年8月29日に始まり平成10年1月30日に終了。仙台市太白区の太陽は西からのぼり辺りは白み、やがて東の空に太陽は沈む。

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画像へのコメントに対する反論はartmania@air.linkclub.or.jpまで。

「鳥居れられた、トマソン」　

発見地●埼玉県戸田市笹目

発見時●1998年11月8日

僕の自宅から自転車で10分ぐらいのところに、その鳥居であった物件は存在していた。

神社への参道の入り口、つまりここから先には、神様がいます。この門をくぐったならば静粛にしましょうね。参道を歩きながら、お願い事の整理をしなきゃ、お賽銭はいくらぐらいがよいか、社にたどり着くまでに考えてなきゃ。と少し背筋など伸ばしながら、神社めざしてくぐる門、つまり鳥居である。ところが、この鳥居の先には、社はおろか参道もない。民衆の住む住宅地の一部にとりいれられてた、二階建ての屋根に届かんばかりの大きな、しかしくぐることのできない鳥居としての存在を否定されたトマソン。この先にある結界は決壊していた。

	鳥居の南側にある二階建ての民家。		その民家を右に見ながら回り込むと、鳥居が見られる。
	参道に当たるところには、平屋の民家。		平屋の向こうに、二階建てのアパートが見える。
	平屋の向こう側に見えたアパートには鳥居に面して二階への階段があった。		鳥居を仰ぎながら、階段を登る。
	階段半ばから、鳥居を臨む。		二階通路を歩み振り返れば、参道は平屋に阻まれているのが顕著に。そして、さらに別の民家のテラスも対峙。

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超芸術・乾杯

「トマソン」または「路上アート」開陳宣言

今さらながらの1982年、トマソンはひそかな人々によりひそかに命名された。僕は美学校の卒展のような会場で配布されていたスポーツ新聞を思わせる読売巨人軍のトマソン選手が全日本プロレスに転向といったチラシで、はじめて「トマソン」を知った。

その後トマソンは85年には単行本として発行され、やがて87年には文庫本にもなる。僕はそれらの書物を購入することで、トマソンに近づいた。トマソンはその後、路上観察あるいは考現学の一部分として拡散し浸透した。僕はそれらの渦のなかに何度か投稿写真を放つことを試みるためにトマソン物件の撮影を行った。

しかし、投稿には至らなかった。撮影したトマソンについての報告書が書けないのだ。報告書について批評されることが怖かったのだ。稚拙な報告書では、選者からみとめられないのでは？　といった危惧が僕に投稿をためらわせた。

それから10年が経た。10年の間に、トマソンから僕の意識は遠ざかっていた。

そして1996年ホームページを開設した。1997年には僕はデジカメを手にした。選者の批評というゲートをくぐらずとも、トマソンを公開することが可能な地平は開かれていたのだ。しかし、もう1998年である。トマソンは意識せずとも存在しているのだが、意識なしにはトマソンを気付くことはない。意識は築かれない。

しかしトマソンは突然にやってきた。自宅付近の駅頭に数週間まえに貼られていた「スーパー銭湯開設」のポスターを頼りに電車を乗り継ぎ入浴を果たした帰り、入り込んだ路上で唐突にトマソンの存在を意識した。

以下に公開するすべての物件が純粋にトマソンとは言い難いが、僕の意識の中に再びトマソンへの思いが起きあがったのは事実だ。

（ということで、トマソンへの意識をふたたびもたげさせてスーパー銭湯へ感謝を込めて巻頭にそこで飲み干した生ビールの画像を飾った。乾杯！）

	「トマソン封じの伝統カラー」発見地●埼玉県大宮市発見時●1998年7月26日記念すべき最初の画像。進入禁止の意味を込めた黄色・黒色のビニールテープのカラーが美しい。伝統の一線、純粋トマソンを阻止するのはタイガース・カラーか？
	「路上はコーデネート」発見地●埼玉県大宮市発見時●1998年7月26日区画整理の下に宅地が削られた。路上を境に向かい合う宅地所有者。境界線は植木やカラーでこうでねいと！
	「To Tel The Truth=でんわ？の真実」発見地●埼玉県浦和市発見時●1998年7月26日電話を知らす看板の先に電話はなかった。いくら掛けてもでんわの真実、ここに解明。
	「Art 跡 Gate」発見地●東京都千代田区二番町発見時●1998年7月31日出口(exitention)を閉ざす実材(existention)。存在には、とうがたつ。
	「Locking Chair」発見地●東京都千代田区大手町発見時●1998年7月31日椅子にはチェーンと南京錠がくくりつけてある。バス停の案内塔にロックされたいた椅子が自ら南京錠をときバス停からの解放闘争中か？　それとも、椅子の所有者が散歩の途中に椅子を置き去りにし皇居など見学しているのであろうか？

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画像へのコメントに対する反論はartmania@air.linkclub.or.jpまで。

	「空あります」発見地●埼玉県川口市　　　発見時●1998年8月2日そりゃぁ、ありますよ。ただし、ちゃんと記載してもらわないと忘れてしまう存在かも。そこで念のために電話番号も記してある。それは天界へ通じるホットラインか？　そら、みたか!!　ではなく、ここは埼玉県川口市。
	「ムジ×君の前にはだかる透明人間」発見地●埼玉県川口市　　発見時●1998年8月2日左奥には「ア×ム」のディスペンサー。しかし、その出入り口には、しっかりとゲートが。脚立で満を持す2人の透明人間の審査によっては、ディスペンサーまでたどり着けない?
	「竹筒で連絡を取りあう忍者」発見地●仙台市青葉城址付近発見時●1998年8月24日竹筒は呼吸をするライフライン、かつ糸電話の役割も果たす。密命を果たすため連絡を取りあうままに、時代は変わった？
	「西登東没」発見地●仙台市太白区発見時●1998年8月24日急傾斜地方面工事の期間は、平成10年8月29日に始まり平成10年1月30日に終了。仙台市太白区の太陽は西からのぼり辺りは白み、やがて東の空に太陽は沈む。

	「トマソン封じの伝統カラー」発見地●埼玉県大宮市発見時●1998年7月26日記念すべき最初の画像。進入禁止の意味を込めた黄色・黒色のビニールテープのカラーが美しい。伝統の一線、純粋トマソンを阻止するのはタイガース・カラーか？
	「路上はコーデネート」発見地●埼玉県大宮市発見時●1998年7月26日区画整理の下に宅地が削られた。路上を境に向かい合う宅地所有者。境界線は植木やカラーでこうでねいと！
	「To Tel The Truth=でんわ？の真実」発見地●埼玉県浦和市発見時●1998年7月26日電話を知らす看板の先に電話はなかった。いくら掛けてもでんわの真実、ここに解明。
	「Art 跡 Gate」発見地●東京都千代田区二番町発見時●1998年7月31日出口(exitention)を閉ざす実材(existention)。存在には、とうがたつ。
	「Locking Chair」発見地●東京都千代田区大手町発見時●1998年7月31日椅子にはチェーンと南京錠がくくりつけてある。バス停の案内塔にロックされたいた椅子が自ら南京錠をときバス停からの解放闘争中か？　それとも、椅子の所有者が散歩の途中に椅子を置き去りにし皇居など見学しているのであろうか？